大人のためのおはなし会
「大人が絵本を聞きに行っていいんですか?」と、お問い合わせが数件ありましたが
いいんです! 今回は、大人のために絵本のよみきかせ会を開催しました。
子どものおはなし会に負けず劣らず、楽しい会になりましたよ。
これからレポートしていきます。
おはなし会のはじまりは、手遊び歌『はじまるよ、はじまるよ♪』 歌うたいながら手をうごかして、歌の最後は「手はおひざ~♪」 少し恥ずかしながらも、一緒に口ずさんでくれました。
始まったばかりの頃は、まだまだ緊張した雰囲気が漂っていました。
「大人のためのおはなし会」という未知の世界。
どんな絵本がでてくるのか?大人でも絵本を楽しめるのか?
みなさんドキドキわくわくの気持ちで居たことでしょう。
当日は、雪が舞うお天気でした。
1冊目の絵本は、なんとお天気にぴったりな雪と氷を撮影した写真絵本。
2冊目は、ポップな絵が印象的。 日本の暦(二十四節気)を短歌で表現した珍しい絵本でした。
3冊目に新美南吉さんの名作絵本。
「じっくり聞いてみると、改めて良いおはなしだと実感する」と感想がありました。
前半に4冊絵本を読んだところで休憩。そして、「判じ絵」のお時間です。簡単にいうと、
絵があらわしている単語を当てるクイズです。江戸時代から、なぞなぞブームがあったのです。
猿(さる)に濁点がついていたら?(答え:ざる)
台の上に狐が乗っているよ(答え:だいこん)
みなさんなかなか良い回答率でしたね。
後半は、落語絵本からおはなし会再開。 調子の良い文章が続き、会場からも笑い声が聞こえてきました。 オチの文章を噛まないようにと、緊張して読みました。
ちょっと、予定時間をオーバーしてしまいましたが7冊目。 ライオンのこどもの写真たっぷりの絵本。 「ふぁ~」とあくびする様子がとってもキュートで、読み手もかわいらしく 読みました。
最後は、沖縄の小学生が作った平和へのメッセージが絵本になって出版されたもの。 平和に思いを寄せて、しっとりとした雰囲気の絵本でした。
本日読んだ絵本は8冊。お子さまのおはなし会で読むのは難しいけども 面白い絵本や名作絵本を中心に、色々なタイプの絵本をそろえました。 絵本はわれわれ大人の心も和ませてくれました。 読み手になることが多い大人の方でも、聞き手になるとまた違った楽しさがあるようですよ。
次回も、おはなしの世界で大人のみなさんのご参加をお待ちしています。